高齢社会で自立した生活をするには、知機能、身体機能、視機能の3つの維持が重要とされています。視覚障害は機能障害を招き、死亡リスクも高まるからです。40代後半からは白内障、加齢性黄斑変性、緑内障などの視機能障害リスクが高まり、日本では失明の原因の第一は緑内障、アメリカでは加齢性黄斑点変性と言われています。
40代、50代で有病化が高まる目の病気の白内障、糖尿病性網膜症、加齢性黄斑変性、ドライアイなどは加齢のみでなく、生活習慣と関連が深いと言われています。目も身体の一部ですので、これらは生活習慣を変えれば必然的に予防できるというわけです。ですから下記の生活習慣を見直されると目の有病化のリスクが下がります。
- 紫外線ブロック → サングラスなど
- 携帯などのブルーライトをミニマムにする → ブルーライトカット用のコンピューター用メガネ
- 喫煙 → タバコを止める
- 血糖値やカロリーのコントロール(アンチメタボ) → 食生活の見直し
それ以外に緑内障は日本人にとても多い目の病気です。これは早期発見と早期治療が最も大事です。
アメリカではとっくの昔から、「病気になってから」診療を受けると言う時代は終わっています。病気にならないために、一年に一度の定期的な身体と目のチェックアップというのがスタンダードになっています。これがアンチエージングに繋がるわけですので、今年まだ目の検査をされていない方は、目の検査をされることをお勧めします。