気が付いたら眼の白目が最近真っ白ではなく、少し黄色掛かって黒目との境が白く膨らんでいます。よく見ると、そこにも少し茶色い部分もあります。これは病気でしょうか?

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鏡で自分の眼をよく観察してみると、多くの人が黒目のすぐ横に灰色から黄色の盛り上がったような部分やシミがあるかと思います。これは瞼裂症といいます。この病名を知っている人は1%に及びませんが、有病者は30歳代以上では50%以上です。

ハワイでは、紫外線が強いせいでその比率はもっと多いです。大きさや色には個人差がありますが、いわゆる結膜(目の白い部分)にできる良性腫瘍です。これによく似たものに翼状片があります。これも結膜の良性腫瘍です。

違いは瞼裂症は角膜に達していなく、翼状片は角膜まで達して角膜の上に白く表れてきます。これは両方とも紫外線が原因になっています。歳をとるほど紫外線が眼に蓄積されているわけですから、瞼裂症の発症率が高くなります。

◆原因

  1. 年齢
  2. 紫外線
  3. 体質
  4. ハードコンタクトレンズ
  5. ドライアイ

 
瞼裂症は大きさや色など様々ですが、いわゆる老化現象なので目立ってくれば見た目はよくないです。しかし、炎症が起こって赤く痛くなければ治療の必要はありません。ドライアイにも発症の原因がありますが、大きくなってくれば涙が万遍に浸透しないためにもっとドライになります。紫外線や外部の刺激があって炎症が起これば治療が必要になってきます。

日常で心掛けることと言えば、質の良いメガネ、サングラスをしたり、夏は帽子を被ったりして眼に紫外線が入ることを避けることです。その他、質のよい紫外線防止のコンタクトレンズを医師に処方して貰うことです。紫外線カットのコンタクトレンズは少し大きめですが、今では装用感もよく、リサーチによると、瞼裂症も黒目のから隣接した部分に発症しにくく、発症しても大きくはならないという結果が出ています。

その他、自分の眼の状態を知ることと、病気の予防には定期的な眼の検査が必要になります。一年に一度の眼の定期健診をされることをお勧めします。