人間は目で物を見ると言いますが、実際には脳でものを見ています。目の検査で屈折異常を測ることはできますがそれがメガネやコンタクトレンズの最終処方箋ではないです。ドクターであればその人に合うように少しアジャストして慣れやすい処方箋をお出しします。人それぞれの脳の柔軟性は異なりますが、だいたい目で見たものを脳で処理してそれに慣れるのに1~2週間かかります。年齢が若ければ比較的短期間で慣れていきます。慣れない時はドクターに相談されてアジャストしてもらうのが良いと思います。
メガネは目から離れたところにレンズがあるので近視の人はものが小さく見え遠視の人はものが大きく見えます。特に遠近両用のメガネは見る場所によってレンズの処方が違いますので慣れるまで脳が混乱してしまうことがあります。コンタクトレンズの方が見え方に違和感がないのは、レンズが角膜にのっていてレンズによる物の大きさが変わらないという理由があります。遠近両用のメガネを近く用と遠く用に分けたり、慣れるような度数に変えてもらう、または遠近両用のコンタクトレンズにするという手もあります。
どうすれば良いのかはドクターに相談されると良いと思います。