コンタクトレンズ業界は1つの会社から1年間に2つの新しいコンタクトレンズの種類を出すことを目標にしてます。5年前、10年前に比べてどんどん良いクオリティーのレンズがでています。より酸素の透過率が高い、乾きが少ない、装用感が良い、というものです。どんなに良くてもコンタクトレンズは目にとっては異物です。
メーカーが定めた通り、1dayは一日しか持つように作っていませんし、2週間用は問題なく装用できるのは2週間というように製造されています。
メーカーが定めた2週間というのは目安ですが、2週間もたたないうちにレンズが破れてしまう、曇ってしまう、ということはあります。人の目は体と同じように個人差があります。酸素の透過率が良い、という裏に、汚れやすい、という弱点があるからです。2週間前に汚れてしまう人は眼科医師に相談して2週間のでも1週間にするとか、ワンデーに変える等が解決法になります。
ただ、調子がいい、といって、メーカーが設定した期日以上に装用すれば、目にアレルギー症状が出てきます。最初のうちは自分でも自覚症状がありませんが、だんだん、涙液の質が悪くなり、瞼の内側にアレルギーがでて結膜炎、角膜炎になり、最終的にコンタクトレンズができなくなります。
コンタクトレンズを指示通り使用しないで角膜に二度と治らない傷ができたり、失明に至ってしまった人達も少なくありません。
自分の体が変わってくるように、目の質も変わってきます。いつまででも同じレンズというのは不可能です。そのために一年に一度のフィッテイング検査が必要になってきます。医師に目の検査、とコンタクトレンズの調子を検査した上で必要に応じてレンズの度数、タイプをより良いものに、その人にあったものへと変えていきます。同時に一年に一度の検査もするので緑内障などの眼の病気も早期発見できるということです。
また日本に比べてアメリカのほうがコンタクトの種類も豊富で、他のクリニックでハードしかダメとかコンタクトは無理とか言われた方ももう一度再挑戦されてみてはいかがでしょうか？遠近両用も新しいものが出てきています。