上まぶたが下がってくることを眼瞼下垂といいます。眼瞼下垂には先天性のものと後天性のものがあります。後天性のものではまぶたを引き上げる腱膜や筋肉、または神経に異常があるものがあります。多くは腱膜性下睡で、加齢によるものが一般です。まず検査をされて眼瞼下睡のがどのようにして始まっているかを知りましょう。
眼瞼下睡の手術でアメリカの保険で適用できるものは、真眼瞼下睡で、まぶたが下睡したために視野が狭くなると証明されたものになります。そのためまぶたを普通にしたときと、まぶたをテープで上げた状態で視野検査をします。テープで上げた状態では視野欠損がないと証明された時は保険対象になります。多くの場合老人性の眼瞼下睡によるものです。
そこまで下がっていなくても美容的理由に手術をされるときは普通実費になります。いわゆる眼瞼下睡はまぶたを引っ張っている筋肉が伸びてしまって弱くなっている状態です。手術はまず、
- まぶたのラインにに沿って切開します。
- 瞼板に着いている腱膜を探して短くします。
- 最後に瞼板に縫いつけることで張力を回復する。
- 最後に縫合して終わりです。
片目は約20分位で終わります。
その他切らないでまぶたを上げる方法(ミュラー筋タッキング)もあります。これはまぶたの裏側に糸を通して、ミュラー筋という目を持ち上げるもう一つの筋肉を寄せて短くする方法です。
一人一人の眼瞼は違いますのでまずドクターに相談されてどのやり方が自分に合っているかを相談されることをお勧めします。