アメリカ眼科医協会 (American Optometric Association) では、6歳になる前に眼科で目の検査をすることを勧めています。小児科ではあくまでも視力を測るだけですので、子供の目の状態をもっと詳しく検査してもらう必要があります。またアメリカでは眼科医師のみがメガネ又はコンタクトレンズを処方できます。メガネ屋さんでは視力は検査できてもメガネを処方するには眼科医のメガネの処方箋がなければ法律上メガネを作ることができません。
眼科医のでの検査は視力を測る以外に以下の検査をします。
- 近視、遠視、乱視などの屈折異常
- 眼筋などの目の筋肉がきちんと動いているか
- 弱視ではないか
- 色盲の検査
- その他角膜、水晶体、網膜に問題がないか
などです。
一口に視力が0.7しか見えないと言っても、その原因は何かということを検査する必要があります。もし子供が目の筋肉に問題があったり弱視であったりしたらそれなりの目のトレーニングが必要になることもあります。子供が極度の遠視や乱視の場合、将来的に視力が出なくなる可能性があります。(弱視)そのためにすぐにメガネを作る必要があります。
もしも近視だけが問題であれば日常生活からメガネが必要でなければ医師はメガネを処方しなくてもいいという判断をします。例えば10歳ぐらいまでの子供で授業や宿題がiPadやコンピュータでやるのでしたら、遠くを見ることはあまりないので視力0.7でもメガネは待つことができます。将来的近視が大きくなりスポーツをするのに差し支えることがあればドクターはメガネ又はコンタクトレンズを処方することになります。
子供は視力がどんどん変化しますので必ず一年に一度の眼科検診をすることが必要になります。