コンタクトレンズは10年前に比べて素材は安全になっていますが、自分に合っていないものを使い続けたり、検査をしないでネットで購入する人たちに失明は起こります。
目の表面を覆う角膜には酸素が必要です。酸素透過性のレンズでも十分に透過しないと角膜が炎症を起こしたりして危険な状態になります。特にカラコンは、度数がなくても購入可能で素材によって、目の中にレンズの色が吸収されたり、酸素をほとんど透過しなかったりするものが多くあります。このところ目の疾患が多いのは、瞳を大きく見せるカラコンで、9月だけでも何件も目が痛くて赤くなって目が開けれない、という患者さんがいらっしゃいました。
アメリカでは医師の診断なしでコンタクトを購入できません。日本よりも厳しくなっているのはそういった理由からです。一人一人、角膜の形やサイズが違うので、一年に一度きちんと医師に検査してもらって自分にあったレンズを購入することが大事です。
またドライアイによって目が乾いてレンズをつけれなくなる人もいらっしゃいますがドライアイの治療は可能ですので、定期的に診断して治療してもらってください。