目が乾く、とおっしゃる人の多くは、コンタクトレンズをされています。コンタクトレンズはスポンジみたいに水分を吸ってしまい、目がシバシバしたり、ゴロゴロしたりします。いつも乾くけどレンズを外していれば大丈夫、という方がコンタクトレンズドライアイです。レンズの装用時間を短くするのが一番の解決法ですが、そういうわけにもいかない、という方はご相談ください。レンズの種類を替える、レンズの保存液を替える、またはドライアイの治療をするということが考えられます。
コンタクトレンズをしてなくても目が乾く、という方は、乾いている原因を知る必要があります。膠原病などの体の隠れた病気ということもありますし、眼瞼の病気という可能性もあります。涙が作られていないのか、十分に分泌されていないのかによっても違いがあります。
ドライアイの方でも、目が乾く、という症状を訴える人は何と50%%です。あとの50%の人は目が乾く、ということに気がつかないまま、知らないうちに角膜が乾いていたり、傷ついているのです。気が付いたころには角膜がボロボロになっている方もいらっしゃいます。
あとコンピューターを使っている人の多くの人がドライアイです。普通の人は1分間に平均20回ぐらい「瞬き」をしますが、コンピューターを使っている間は1分間に平均9回しか瞬きをしていません。瞬きをすることによって、涙が目の中に分泌されるわけですから、コンピューターを使ってる間も意識的に瞬きをしましょう。