目の検査で緑内障のリスクがあると言われました。どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

女性

アメリカの東海岸、西海岸、南部で眼科医/インターンとして色々な診療経験をしてきましたが、ハワイに来て日本人に緑内症が多いのに驚きました。

緑内障の定義は一言で言って、「視神経が死んで行く病気」です。緑内障には色々な種類があって、普通の緑内障は眼圧が高くなり視神経にをダメージを受けます。多くは一年に一度の目の検査で眼圧が高く出るので診断はそれほど難しくありません。日本人に多い緑内障は「正常眼圧性」緑内障や「低眼圧性」緑内症です。そのため、人間ドックやスクリーニング検査で見逃されやすくなります。

ほとんどのアメリカ人は、一年に一度の目の検査(comprehensive examination)をするため、視神経、眼圧、視野検査などの検査で診断されます。ただこのタイプの緑内障は慢性的でゆっくりと進むため、定期的に検査をする必要があります。一回の検査で「緑内障のリスクがあります。」と言われても治療をするわけではありません。しかし緑内障にならないわけでもなく、なるわけでもないのです。

リスクがあるというのは将来緑内障になる可能性がありますが、それは5年後かもしれないし、10年後、20年後の可能性があるということです。そのリスクに応じてドクターは6ヶ月ごとまたは1年ごとに検査をして変化がないかを診ます。

ですから大事なことは、定期的に検査をすることと、早期発見をすることです。早期発見して早期治療を始めれば、緑内障を抑えることができます。1度失った視神経は元に戻すことが出来ませんが、緑内障をコントロールすることができます。

緑内障はかなりひどくなるまで自覚症状はありません。視力が変わっていなくても、目の調子が悪くなくても、一年に一度の目の総合検査をすることが何よりも大事になります。