まず一般眼科に行って目の検査をしてもらってください。一般眼科では、視力を測り、メガネまたはコンタクトレンズでどれぐらいの矯正視力が出るかを調べてくれます。そして眼底をみて緑内障、白内障などの目の疾患がないか検査をしてくれます。
一般に55歳で焦点を合わせる力がゼロになります。今まで遠くや近くが見えていたのが、それぞれの距離に合わせたメガネまたはコンタクトレンズが必要になってきます。メガネでは、遠近両用のメガネが必要になり、近視、遠視、乱視、老眼によってコンタクトレンズのフィッティングが異なってきます。10年前に比べてレンズのテクノロジーも発達して良いものが出てきています。以前コンタクトレンズを諦めた人も、今の技術では可能かもしれません。
目の病気に関して、日本人の4分の1が緑内障と言われています。それは検査をしたことがなくて診断されていない人も含めてです。血族の誰かが緑内障を患っていれば、自分がなる確率は4倍ともいわれています。これは年齢に関係なく検査することが必要です。30代でも緑内障で失明する人もいらっしゃるからです。
一般眼科で検査をすれば緑内障以外にも目の疾患があればわかりますし治療も可能です。一般眼科は目に関する主治医です。子供からお年寄りまで何歳になっても、「目が変!」と思ったら一番最初に行く眼科のドクターです。
何歳になっていても目の状態は毎年変わっています。一番大事なことは、一年に一度目の検査をすることです。