パンデミックで2年ほど眼の検査をしていません。最近遠くも近くも前より見えにくくなっていることに気が付きました。緑内障とか目の病気になっているとかの可能性はありますでしょうか?

女性

パンデミック中に在宅でコンピューターを使っての仕事が長時間になったり、職種がかわりコンピューターを使う時間が短くなったりなどで視力が変わった方が増えています。また緑内障の検査などを長年していない方が緑内障になったりする可能性もあります。

しかしながら、多くの人の視力は何もなくても一年である程度変わります。まず子供の場合は成長とともに目の眼軸が長くなり、必然的に近視になる子が多くなります。学生や社会人になれば、コンピューターによって昔より視力が変わります。またサーフィンや海で泳がなくても紫外線が少しづつ水晶体に蓄積されるので少しづつ屈折異常も変わってきます。妊婦さんは妊娠中、出産後または授乳中に視力が変わってきます。

40代以降は若い時よりも水晶体や硝子体の老化により屈折異常(視力)が変わってきます。水晶体の曇れば曇り方によって乱視が増えたり、遠視が増えたりと個人差はありますが変わってきます。

注意しなければならないのは、病的の視力が低下することです。例えば角膜炎で角膜に傷がついていたり炎症が起きていると見えにくくなります。緑内障や高血圧、糖尿病による網膜疾患は放っておくと失明する可能性がありますので治療が必要になります。目の健康を保つには一年に一度に検査によって自分の目がどのように変わっているかを知ることです。

一年に一度の目の検査とメンテナンスをお勧めします。