これからの医療は、日本でも内科も眼科も調子が悪くなって初めて行くというのではなく、定期的に検査をする・悪くなる前に検査をして自分の傾向を見るという時代です。
医療費の高いアメリカではとっくにpreventive care(予防的ヘルスケア)が始まっていて、最低一年に一度の検査をします。眼科でも一年に一度のビジョンケアは保険に組み込まれていて検査をするのが当たり前になっています。
何故定期的に検査をするのが良いか、以下の通りです。
- 目のメンテナンス:
誰でも視力は一年毎にある程度変わります。それに応じてメガネやコンタクトレンズも変える必要がでてきます。アメリカでは一年に一度、メガネまたはコンタクトレンズに保険が適応します。視力が変わったことに気づかずに車の事故などに遭わないために、検査をすることは大事なことです。 - 病気の予防:
緑内障などの自覚症状がない目の疾患は早期発見が大事になります。定期健診で自分の目の傾向がわかっていれば早期治療ができます。失明しないように自分の目を守るためには早期発見と早期治療が必要です。 - 新しいテクノロジー:
毎年目に関して新しいテクノロジーが開発されます。例えば昔はあなたの目には「コンタクトレンズは無理」とか「ハードしか無理」と言われて諦めていた方でも、今では新しいコンタクトレンズが開発され、乱視で老眼の方にもピッタリ合うコンタクトレンズも出てきました。またドライアイでお悩みの方も今では多くの治療法や薬が出てきました。目の定期的に行けばいろんな情報が得られて、今まで無理だった治療が可能になります。 - 目は身体の一部:
目は身体の一部だけではなく、身体の多くの疾患が目に出ます。目の検査をして糖尿病が発見されたり高血圧が診断されます。目は健康のバロメーターですので、一年に一度の検査で自分の目の健康と身体の健康のが把握できます。
目の検査は一年に一度ですが、緑内障、糖尿病などドクターが何か月ごとに検査が必要なのかを教えてくれます。目の一年に一度の検査を長くされていない方は是非検査をしてください。