光が眩しく感じるには色々な原因が考えられます。一般的に、
- ①角膜炎、結膜炎、虹彩炎、ドライアイ、常備薬
- 角膜の傷が大きければもちろんですが、角膜が痛いと感じない小さな傷やドライアイなどでも光が眩しく感じられます。ドライアイは50%の人が自覚症状がありません。実は気候や部屋のエアコンなどでもドライアイになっていることはよくあります。
またアレルギーの薬でドライアイになったり、ある種の抗生物質や薬での副作用もあります。 - ②視力の変化
- 自分では視力は変わっていない、と思っていても、実は大人も子供も一年ごと視力が変わっています。
人間ドッグで異常なしと言われた大人も、学校や小児科の視力検査で大丈夫と言われた子供さんでも、多少なりとも屈折異常があります。少し残っている乱視などは、光が網膜にきちんと結ばれないため眼の中で光屈折して眩しく感じます。子供が眩しがっていたり、横目でものを見ることがあったりすれば眼科による検査が必要です。大きな乱視が6歳までに矯正されないと、将来弱視になる可能性が大です。
- ③白内障、緑内障、飛蚊症
- 白内障、緑内障は一年に一度、眼科による検査を受けることをお勧めします。初期の白内障は、光が水晶体に反射して眩しく感じられます。特に運転中、対向車のヘッドライトが眩しく感じられたりします。網膜の老化に伴って飛蚊症が進んできても、光が網膜内のあちこちに反射して同様の症状を感じる場合があります。
- ④携帯電話、コンピューターの長時間使用
- 携帯電話やコンピューターを長い時間使っていると、ドライアイになって光が眩しく感じられるだけでなく、眼精疲労もあります。特に暗い部屋の中で携帯電話やコンピューターを長時間使用していると瞳孔がうまく働かなくなってしまう場合があります。30分に1度目を閉じたり、遠くを見て目を休めてください。
- ⑤自律神経失調症や鬱(うつ)
- 自律神経など神経から眩しくなる場合があります。
- ⑥脳の問題
- 脳腫瘍など神経が関係して、瞳孔の動きがうまく作用しないと光が眩しく感じます。
眼に異常を感じたらすぐにドクター武田にご相談ください。