ドライアイは、症状に気が付いていない方でも50%がドライアイだと言われています。涙は涙腺で作られ、瞬きすることによって眼瞼のまつ毛の付け根から涙が出ます。涙は目の表面を潤して、目頭にある涙点という穴から鼻涙管を通って流れます。涙の層には、ムチン層、水層と油層の3層からできています。涙があっても外側の油層がなければ涙が流れてしまいます。涙の層のバランスが取れていないだけでドライアイになります。
症状がないと思っている人も、それがドライアイだと気が付かない場合もあるし、その症状に慣れてしまっている場合があります。次の項目はドライアイのよくある症状です。
- 目がごろごろする
- 目が疲れる
- 目がかゆい
- 目が乾く
- 光が眩しい
- 目を閉じると涙が出る
- 目やにが出る
- 目があかくなる
- 目が重い
- 目を開けたくないかんじがする
ですから、多くの場合隠れ「ドライアイ」があるのです。
眼科医は角膜を診療しドライアイを診断します。
ドライアイの原因は、
- 涙がつくられない
- 涙が分泌されない
- 涙が分泌されても角膜をきれいに覆わない
などいろいろあります。
要因も生活習慣を含めていろいろあります。
- 年齢
- ホルモンのアンバランス
- パソコン、携帯電話
- エアコン
- 季節
- 喫煙
- 内服薬
- 眼瞼の疾患
- 病気によるもの
- コンタクトレンズ
などまだ他にも色々な原因があります。
また生活環境、生活習慣を変えればかなり改善されることもあります。そのためにも目の検査を一年に一度されて自分の目の状態、身体との関係などを知っておくことが大事です。